メキシコペソ(MXN/JPY)は、スワップが高いだけじゃなくて安定感も抜群!
そんなメキシコペソで超安全運用をすれば、為替レートを全く気にすることなくスワップ生活を送れるかも!
こんにちは、にしっちです!
今回のシミュレーションは、メキシコペソ(MXN/JPY)のスワップ複利運用シミュレーションです。
メキシコペソをローリスクで運用した場合、どのくらいの収益を上げることができるかを検証してみました!
オススメはこんな人!
- 低予算から始めたい人
- ローリスクで運用したい人
- 安定感のある運用をしたい人
にしっち
では、いってみましょう!
目次
FXスワップ運用は戦略が命!
FXスワップで不労所得を得るためには、あらかじめしっかりとした戦略を立てることが大切!
メキシコペソなどの新興国通貨は、スワップが高い反面、為替変動が大きいという特徴があります。
戦略が甘いと、為替差損でスワップ益が吹き飛んでしまうことも・・・。
実際に、スワップ狙いの投資家がハイリスク運用をして強制ロスカットで一発退場するという場面も数多く見てきました。
利益だけを追求するとそうなりますが、リスクとリターンのバランスをしっかりと考えて運用すれば問題ないので安心してください(^^♪
また、過去の値動き(右下がりの下落相場)が今後も同じように続くという仮説を立てて、「スワップ益よりも為替差損が大きくなるから、新興国通貨は損するぞ!」と警鐘を鳴らす人もいます。
確かに過去はそうだったのかもしれませんが、僕らは未来に利益を得ることを目的に投資をしているので、過去がどうだったかなんて正直どうでもいいんです。
大事なのは、これからの未来でどうなっていくかを考えること。
下のグラフを見てください。
こちらは、ドル円(USD/JPY)の月足チャートです。
ピンクの丸で囲ってある2012年4月頃は、1ドル80円を割る円高でした。
ちなみにこの頃のスワップポイントは、1万通貨あたり3円~5円程度です。
この時、バックテストをしていたらどうなるかというと、スワップによる利益よりも遥かに為替変動による損失の方が大きくなります。
でも実際は、そこから3年ほどかけて、1ドル80円⇒1ドル120円まで50%の上昇をしています。
がおがおくん
では、黄色い丸で囲ってある2015年8月頃に、同じくバックテストをしたらどうなっているかというと、
「スワップ利益と為替変動で、米ドル儲かるぞ!!」
という結果になると思います。
でも実際はというと、為替レートはそこから1年後には約20%下落していますし、2015年後半のスワップポイントは1万通貨あたり5円程度なので、おそらく損失の方が勝ってしまいます。
がおがおくん
だから、僕はバックテストや過去の値動きはあくまで参考にする程度で、全くアテにしていません。
ただ、これからの未来にどのような値動きが想定されて、その結果損益はどう推移していくかを考えていくことはとても大切。
だから僕は、色々な条件下を想定して、しっかりと戦略を立ててシミュレーションしています。
運用戦略を立てるにあたって、あらかじめこんなことを決めておく必要があります。
- 目標金額又は運用期間
- 取れるリスク
- 通貨種別
- 強制ロスカットラインの設定
- 毎月の運用可能資金
- 将来の為替変動予測
- 将来のスワップ金利予測
- 運用方法 等
色々と考えなくてはいけません(;´Д`)
人それぞれ取れるリスクや運用可能な資金は異なってきますし、将来における為替変動もどうなるかわかりません。
だから丸ごと人の運用を真似するのも怖いですよね。
じゃあ、具体的にはどうすればいいの?
それをこれからご紹介していきます。
今回のシミュレーション設定
今回は、運用資金は月1万円、為替レートは3円~6円を行ったり来たりすることを想定してシミュレーションしてみました。
この状況下で、FXスワップで不労所得を作る場合の戦略を立てていきます。
- 投資可能資金・・・・・・月1万円
- 運用通貨・・・・・・・・メキシコペソ(MXN/JPY)
- 運用期間・・・・・・・・10年
- 将来の為替変動予測・・・3円~6円の値幅で推移
- 将来のスワップ・・・・・過去1年のスワップポイントの平均値(10万通貨あたり120円/日)を採用
がおがおくん
グラフで表すと、こんな感じです。
年 | ![]() |
スワップポイント平均価格(10万通貨あたり/日) |
2019年 | ¥5.5 | ¥120 |
2020年 | ¥6 | ¥120 |
2021年 | ¥5.5 | ¥120 |
2022年 | ¥6 | ¥120 |
2023年 | ¥5.5 | ¥120 |
2024年 | ¥5 | ¥120 |
2025年 | ¥4.5 | ¥120 |
2026年 | ¥4 | ¥120 |
2027年 | ¥3.5 | ¥120 |
2028年 | ¥3 | ¥120 |
最終的に、メキシコペソ円が3円まで下落する想定にしてみました。
悪い想定をしておけば、実際に運用するときに安心ですからね(^^♪
直感的には、スワップポイントと為替差損でトントンくらいになりそうな気がしますね(;^ω^)
実際はどうなのか、シミュレーションしていきましょう!
メキシコペソ円のスワップ複利運用戦略
メキシコペソ円のスワップ複利運用の基本形をご紹介します。
ご自身の予算に合わせて行えば、自分だけの戦略が作れるのでしっかりと読んでみてください(^^♪
強制ロスカットラインはリスク許容度に合わせて設定
スワップ狙いの投資で最も重要なのは、強制ロスカットラインの設定です。
現在(2019年4月5日)のメキシコペソ(MXN/JPY)の為替レートは、約5.8円。
今回のシミュレーション条件は、今後10年間で3円~6円のレンジで推移でしたね。
将来10年間に渡って、最大で50%の下落があるというのと同義です。
リターンはそれほど高くなくていいけど、その分リスクは低く抑えたいという方も多いと思います。
そういった場合、強制ロスカットラインは低く設定するに越したことはありません。
でもロスカットラインを低く設定すればするほどリターンは少なくなるので、そのあたりのバランスがなかなか難しいところ。
なので、強制ロスカットラインの決め方としては、「さすがにここまでは下落しないだろう」と思う価格のちょっと下に設定するのが決めやすいのかなと思います。
今回の場合は、あくまでシミュレーションということで、強制ロスカットラインを1円に設定してみましょう。
ロスカットラインに合わせてメキシコペソを購入しよう
ロスカットラインの設定が完了したら、ロスカットラインと軍資金を考慮してメキシコペソを購入しましょう。
ここで悩むのが、「この元手だと何枚購入できるの?」という計算。
特に、FX初心者の方にとってはなかなか難しいですよね(;^ω^)
なので今回は、「運用開始時」と「毎月の再投資」の際に購入枚数をちゃちゃっと算出できる簡単な計算方法をご紹介していきます!
【運用開始時】メキシコペソスワップ複利運用の購入枚数計算方法
強制ロスカットラインを考慮した購入枚数の算出方法をご紹介します。
1万円の元手でメキシコペソスワップ複利運用始めます。メキシコペソの現在価格が5円と仮定した場合、購入できる枚数は何枚でしょう?
今回のシミュレーションでは強制ロスカットラインを「1円」に設定していますので、この条件下で計算していきます。
メキシコペソ円の現在価格が5円と仮定した場合、強制ロスカットラインまでの価格差は「4円」ですね。
メキシコペソが4円下落して強制ロスカットライン手前まで達すると、
- 1,000通貨保有する場合・・・4円 × 1,000通貨 = 4,000円の含み損
- 2,000通貨保有する場合・・・4円 × 2,000通貨 = 8,000円の含み損
となります。
メキシコペソが5円の時に1,000通貨購入するために必要な証拠金は、レバレッジ25倍を効かせた場合、
5(円)× 1,000(通貨) ÷ 25 = 200円
2,000通貨購入なら、
5(円)× 2,000(通貨) ÷ 25 = 400円
となります。
元手は1万円なので、「ロスカットラインまで下落した場合の含み損」と「購入に必要な証拠金」の合計が1万円に収まるように購入していきます。
1,000通貨購入の場合は、
「ロスカットラインまで下落した場合の含み損」+「購入に必要な証拠金」= 4,000円+200円 = 4,200円
となるので、1万円で購入できる枚数は、
10,000円 ÷ 4,200円 = 2.38 = 2,000通貨
となります。
(最低取引単位が1,000通貨のFX会社が多いため、1,000通貨以下は切り捨て)
2,000通貨
このように計算すると、ご自身の元手と設定したロスカットラインを考慮した購入枚数が算出できます。
【毎月の再投資時】メキシコペソスワップ複利運用の購入枚数計算方法
運用開始後は、前の月一か月分のスワップ益を再投資していきます。
これがいわゆる、「複利運用」というやつです。
複利運用開始からの流れは、このようになります。
- 手順1メキシコペソを購入ロスカットラインを考慮しつつ、軍資金でメキシコペソを購入。
- 手順2運用開始~1か月後ほったらかしで毎日スワップが貯まる。
- 手順3運用開始1か月後ひと月で貯まったスワップ益と毎月の追加投資金(今回のシミュレーションでは1万円に設定)を足して、メキシコペソを購入。
- 手順4運用開始1ヵ月後~2か月後ほったらかしで毎日スワップが貯まる。
- 手順5運用開始2か月後前月で貯まったスワップ益と毎月の追加投資金を足して、メキシコペソを購入。
以下、手順2~の繰り返し。
買う枚数の算出方法は、運用開始時で行った計算方法と同じです。
元金が、「スワップ+毎月の追加投資金」になるだけですね。
複利運用を繰り返していくと、保有枚数がどんどん増えていきます。
そうすると、スワップ益は「手順2」<「手順4」というようにどんどん膨れて増えていきます。
これが、複利運用の醍醐味です♪
がおがおくん
にしっち
複利運用の凄さは、これから解説するシミュレーション結果で実感できると思います(^^♪
メキシコペソスワップ複利運用のシミュレーション結果(ロスカットライン1円設定)
では、シミュレーション結果の発表です!
メキシコペソをロスカットライン1円に設定して超安全運用をした場合、10年後の利益はこうなりました!
メキシコペソ保有枚数 | 60.1万枚 |
月々スワップ(不労所得) | ¥21,636 |
投資額合計 | ¥1,200,000 |
総資産合計 | ¥1,274,120 |
最終損益 | ¥74,120 |
ぎりぎりプラス!!!(´゚д゚`)
約2万円の不労所得!
約7万円の利益!
めちゃくちゃ少ない( ゚Д゚)
今回は、ロスカットラインを低く設定したうえ、為替レートは大幅に下落する想定にしたので、シミュレーション条件が厳しすぎたのかもしれませんね(^-^;
ちなみに、シミュレーション条件をちょっと変えるだけで、かなり結果が違ってきます。
もし、今回のシミュレーション条件が、「ロスカットラインを2.5円に設定」だったら、10年後の結果はこうなります。
メキシコペソ保有枚数 | 248.8万枚 |
月々スワップ(不労所得) | ¥89,568 |
投資額合計 | ¥1,200,000 |
総資産合計 | ¥1,542,560 |
最終損益 | ¥342,560 |
最終損益は+27万円ですが、月々スワップは4倍以上になっています。
ここで終わりだとちょっと物足りませんね(;^ω^)
為替変動により価格が上昇した場合、どうなるか気になりませんか?
ちょっと検証してみました!
新興国通貨、とりわけメキシコペソは元々通貨価格が低いので、為替レートが将来上昇することは十分にあり得ますからね。
もし、今回のシミュレーション条件が、「今後10年間、為替レートは4円~7円を推移。最終的に7円となる」という設定なら、10年後はどうなるでしょうか。
ロスカットライン別に2パターン算出してみました!
結果はこうなります。
- メキシコペソ保有枚数・・・46.5万枚
- 月々スワップ・・・¥16,740
- 投資額合計・・・¥1,200,000
- 総資産合計・・・¥2,920,200
- 最終損益・・・¥1,720,200
- メキシコペソ保有枚数・・・168.3万枚
- 月々スワップ・・・¥60,588
- 投資額合計・・・¥1,200,000
- 総資産合計・・・¥7,203,240
- 最終損益・・・¥6,003,240
あれっ!!?
めちゃくちゃ利益増えてる!!!
毎月1万円の投資で、600万円の利益を生むって凄すぎでしょ!!(*’ω’*)
にしっち
ロスカットラインの設定次第で、利益が爆発的に上がりそう♪
以上のシミュレーション結果から、
- メキシコペソのスワップ運用は、今後10年間で50%下落しても最終損益はプラスになりそう
- メキシコペソは、為替レートが上がれば利益激増が狙える!!
ということがわかりました。
にしっち
にしっちの評価は、超ローリスクで安心だけどもうちょっとリターンも欲しい!
いざという時の追加資金が確保できるなら、ロスカットラインをもう少し上げてもいいかな~って感じかな
メキシコペソスワップの複利運用をする際に重要なのは、FX業者選びです。
ここを間違えると、パフォーマンスがかなり落ちる羽目に(;´Д`)
スワップ複利運用で絶対に外せないポイントは、この2つ!
- 1,000通貨単位から取引できること
- スワップが「安定的に」高いこと
この2つは、欠かせません!
低予算で始めるなら、最低取引単位が小さい方がたくさん購入できます。
スワップが高くても最低取引単位が1万通貨からというところもあるので、そういった業者は選ばないようにしましょう。
スワップが高いのは当然ですが、「安定的」に高い業者を選ぶようにしましょう。
にしっち
スワップが1円違うと、10年後には年間数十万円の差になってくるよ!
安定的にスワップが高い業者を選ぼうね!
にしっちのおすすめは、トレイダーズ証券【みんなのFX】と、トレイダーズ証券【LIGHT FX】、セントラル短資FXの3つ!
最低取引単位1,000通貨、狭いスプレッド、高スワップと、スワップ複利運用に必要な条件を全て満たしています(^^♪
口座を使い分けることで、ハイリスクハイリターン口座、ミドルリスクミドルリターン口座、ローリスクローリターン口座の3パターンに使い分けが可能です。
僕も、通貨やリスクとリターンのバランスを分けつつ、3口座で運用しているのでオススメです。
31万人が使ってる
スマホ取引でキャッシュバックも!
今回はメキシコペソのシミュレーションでしたが、1万円から始めるトルコリラスワップ運用シミュレーションも行っています。
【関連記事】:月1万円から始めるトルコリラスワップ投資 | スワップ金利と為替レート下落シミュレーション
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にしっち
だから、早く始めないともったいないよ!
一緒に複利運用で大きな資産を築き上げましょう!
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